nakamasa201のブログ

定年からハカ場まで

竹炭を作ろう②

昨日は午後から高齢者運転免許講習でした。無事修了しましたが、目の検査で視力は
問題は無し、ただ眩光化視力が年相応で低下していました。夜間の運転はあらためて
注意したいと思います。


今回は竹炭作りについて、炭窯の製作と特徴をご紹介したいと思います。
本題の2号窯は後記しますが、その前に試作窯(1号窯)を紹介したいと思います。

炭は空気を遮断した状態で燃焼ガスで竹や木を蒸して、水分を抜いていくことで炭化
します。寄せ集めの材料で組み立てた1号窯では5回ぐらい挑戦しましたが、完全な
ものはほとんどできませんでした。空気遮断、温度が低いのが問題でした。


この失敗した経験からインターネットや文献を参考にして、2号窯の製作に着手しま
した。ポイントは繰り返し使用できる耐火煉瓦仕様とし、材料入れと炭出しが容易に
できることを最優先課題として、下記の原案図を作成しました。

特徴としては、天井が平らで耐火煉瓦を吊り下げる構造になっています。材料の出し入れ
は天井部分の開口部で行います。ドーム型天井より無駄な空間を無くして効率よく温度の
上昇が得られます。


焚き口からの燃焼ガスは炭化室の上部を流れ、出口側の下部にある煙突の穴からでます。
窯内の温度がある程度に達したら、材料の水分が蒸発していきますが、この蒸気を回収
するのが、煙突部分のインサート管です。長い斜め煙突で蒸気が冷やされて液化します。
それが下に流れてきたものを回収することができます。


また、燃焼ガスの流れがスムーズになるように窯本体に3%ぐらいの勾配をつけています。
この2号窯では天井の吊り材料が炭素鋼の為に窯内温度の上限は600〜700℃程度です。


次回は2号窯の製作について紹介したいと思います。