四国遍路〜定年リセット旅-9…南無🙏
梅雨入りを感じさせるうっとうしい日々が続くようになり、朝のウォーキングは雨の合間になっています。そんな中、道の上に白い細長い花びらが沢山落ちています。見上げると土手側から覆い被さるように茎を伸ばし花が咲いていました。「ヒメウツギ」でした。

四国八十八ヶ所の巡礼旅も10日目になり高知県から愛媛県に入ります。「修業の道場」から「菩提の道場」に入ることになりました。煩悩を断ち、悟りを得た境地で、心が落ち着いてくる道場と言われています。山の中にある札所が多く、果して煩悩を忘れ去ることができるのでしょうか。
10月15日の朝早く、宿毛市の宿を出発しました。今日は西予市までの札所巡りです。車で愛南町の道の駅まで行き、そこから自転車で40番札所「観自在寺」に向かいます。愛南町は文字通り愛媛県最南端の町でリアス式海岸の入江の奥にある町です。写真の仁王門までは自転車ですぐの所にありました。門をくぐったら正面に本堂がありました。

次の札所に向かいます。ここも距離が長いので車で移動します。宇和島市街を抜けて三間(みま)町にある道の駅で駐車します。車から自転車を下ろしていると、ロードランナーの数人のグループが自転車を組み立てていました。近くにいいサイクリングコースがあるのでしょうか。私は41番札所「龍光寺」に向かいます。
道は平坦でやや秋風っぽい空気感もあって、田んぼが広がる中、快適に走ることができました。札所へは本道から外れ、狭い路地を真すぐ進み、石段の下に自転車を停めて登ります。写真左側の本堂は小さめですが、高台にあるため三間町の町並みが良くみえます。写真の右側の赤い鳥居は稲荷神社のものです。

次の42番札所「佛木寺 ぶつもくじ」へ向かいます。今来た道を引き返し、県道に戻り北進します。しばらく走ると道路際にある札所に着きました。団体客が先客で久し振りに賑やかな札所です。この喧騒が終わった後で本堂に向かいます。そして参拝が終わった後、境内の“七福神“の石像の前で小学生たちのお茶の接待を受けました。土曜日なのに特別学習なのでしょうか。〜少し照れながらいただきました。〜道の駅に戻ります。

道の駅に着いたのは11時ごろで次の札所までで今日の参拝予定が終わります。時間と距離の計算が間違っていた様で、時間がもったいないので計画の変更を考えました。宿は西予市に予約しているので、そんなに遠くに行く訳にはいきません。道の駅で検討した結果、やや遠いですが明日の予定であった久万高原にある44番、45番札所まで行って西予市に引き返すことにしました。
この道の駅「みま」にはやたらに「井関邦三郎」の名前があります。よく見るとあの“井関農機“の創業者の生誕地だそうで、近くには出生の地の石碑があるそうです。また、それまで全く知らなかった山の版画家「畦地梅太郎」の生誕地でもあったのです。明治の時代にこんな山奥から(失礼ながら)後の世に名を残す偉人が生まれていたとは感激すら覚えます。
自転車を車に積んで次の札所へ向かいます。高速道路を使い12時過ぎには西予市にある43番札所「明石寺 めいせきじ」に着きました。山あいにあるこのお寺は唐破風屋根の本堂は赤い瓦葺きで珍しいものでした。6世紀ごろに創建された古刹で天台宗てす。

次の札所に車で向かいますが、高速道路を使い?ICで下りて、山あいの道を70㎞ぐらい走ります。着いた久万高原は標高800mほどの所にあり、軽井沢のような爽やかな空気が流れています。44番札所「大寶寺」に着いたのは午後2時過ぎでした。後で気付いたのですが、このお寺の写真が残っていませんでした。(写真はネットから借用しました)先を急ぐ気持ちがそうさせたのかもしれません。折角の巡礼の旅なのに反省しきりです。

次の45番札所「岩屋寺」に向かいます。高原の山間道路で多少のアップダウンはありますが走りやすい道で、恐らく札所巡りのために整備されているのかもしれません。岩屋寺へ案内する看板があり、橋を渡り進みますが道が更に狭くなりギブアップ、何とか切り返して来た道を引き返します。橋の向こうに駐車場がありここに停めて歩きで岩屋寺へ向かいます。
参道を登り始めた頃はまだ余裕がありました。土産店に立ち寄り雑談をしますが、「どこから来たん?」と聞かれ千葉からです。と答えたら、”SW商店“て知っとる?、知ってると答えたら、この“??“はSW商店に卸しているんよ。驚きました。こんなところまで…商売とは大変なんだとつくづく思わされました。帰りにはそれを買いますと約束して参道を進みます。急坂、階段の連続です。登り始めて30分ぐらいたって、やっとのこと目の前には岩の壁がありました。そして最後の階段を登った先に本堂がありました。参拝が終わった頃は午後の4時頃でした。今日一日、殆ど車移動で楽した分、最後に試練が残っていました。

帰りに先ほどの土産店に立ち寄り“みやげ“を買って車に戻りました。(みやげ物の記憶なし…)西予市の宿まで最短コースの国道380号線でも約80kmあります。暗くなる前に着きたいものです。谷間の道は木が立ち込めて薄暗い道でカーブも続きました。ライトはつけたままで慎重に走ります。対向車や後続車は殆どいないローカルの寂しい道でした。
〜宿に着いたのは夕方の6時ごろで何とか陽があるうちに着きました。

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