四国遍路〜定年リセット旅-15…南無🙏
昨日は「立冬」でした。今年の秋は足早にきて、いつの間にか紅葉も山から里に降りてきています。銀杏は実が落ちて黄葉が進んでいます。秋の花はキク科の花が多く見られますが、写真は先日いった床屋さんの駐車場に咲いていた“百日草“です。ジニアチェリーバイカラーという名らしいです。赤白の花が、何かを話かけてくるような華やかな雰囲気です。
久しぶりの四国八十八ヶ所の旅のブログです。既に過去のこととなりつつありますが、定年後に思い切って行ったその旅は、今になって記憶に残る旅としてそれぞれの場面が残像として浮かんできます。巡礼の旅は私の故郷である讃岐国の“涅槃の修行“に入っていました。
前日は川之江にある父母の墓参りを済ませた後に、観音寺の宿に泊まっていました。この旅を始めて16日目となって、初心を忘れつつもあり、それでも自戒の念を持ちつつ札所を訪れていました。宿から道の駅「ふれあいパークみの」まで車で移動しました。71番札所は「弥谷(いやだに)寺」です。道の駅から自転車で登る予定でしたが、登山道はシャトルバスしか通行できないとのことで、仕方なくバスに乗ることにしました。〜何故か、長い階段のある遍路道では登りませんでした。…通行止めだったのか?選択肢は無かったようです。
シャトルバスは山門近くまでです。そこから徒歩で本堂へ向かいますが、程なく仁王門につき境内に入ります。山寺であり階段が多くあり、疲れ気味の足がさらに重く感じていました。本堂にお参りした後は大師堂に向かいます。珍しく靴を脱いでお堂の中に入ります。般若心経を唱えて、ここにある納経所で納経していただきました。先に入った団体さんが十数名いて、賑やかなお堂の中でした。
参拝後、参道を引き返しシャトルバスを待ちます。道の駅に戻ったは9時過ぎでした。ここへきた時に車中泊していた2台ほどの車は既に旅立った後でした。駅の売店を覗きますが、特に買うものはなく、先を急ぐことにしました。向かう先は“善通寺市市民体育館“の駐車場です。この周辺には“善通寺“を含めて多くの札所があり、自転車での移動に最適です。駐車場をお借りし、車から自転車を下ろして札所に向かいます。
この駐車場から一番遠くにある77番札所「道隆寺」に向かいます。約8kmの平坦な道で善通寺の市街地を北に進み、隣町の多度津町に入ります。民家と田んぼと畑の間を通り抜け、目的の札所は住宅街の中にありました。この多度津町は金毘羅街道の海の玄関口で、こんぴら詣りの湊町であり、北前船の寄港地でもありました。仁王門を抜けると、正面に大きく立派な本堂があります。現在の本堂は昭和の時代に改築されたもので、ご本尊は薬師如来様で「目なおし薬師様」と呼ばれています、多くの方が眼病快癒を願って道隆寺を訪れるそうです。お参りが終わって、山門前の土産屋に立ち寄り、白内障気味の家内に“目薬の木“を粉末状にしたものを買い求めました。
次に向かったのは72番札所「曼荼羅寺」です。約9kmの道程ですが、善通寺市に戻り、郊外の小高い山に囲まれたところに札所はありました。仁王門をくぐり本堂に進みますが、白壁に囲まれた広い境内には手入れの行き届いた庭木が目の保養になりました。その中に「不老の松」の跡があり、残念ながら15年ぐらい前(平成13年)に枯れたそうです。その説明板を見て、菩提寺の「円通寺」の松もちょうどその頃に枯れたことを思い出しました。原因は同じでマツクイムシでした。
次の札所は73番札所「出釈迦寺 しゅっしゃかじ」です。ここから1kmほど走れば着きます。畑の中を抜け緩やかな坂道を登っていくと札所入口の石の階段があります。参道の途中に弘法大師さんの立像があり讃岐平野を見下ろしていました。境内に入りますが、本堂と大師堂などと後ろの山影は一服の絵画になりそうな気がしました。
お参りを済ませ坂道を降りていく時に見た讃岐平野です。右奥の山影は讃岐富士(422m)で、中央奥の小高い山は青の山(224m)で、実家はこの山向こうにありました。
次に向かったのは74番札所「甲山寺 こうやまじ」で、先程の写真中央の小高い山(甲山 かぶとやま)の向こう側にあります。そこまでの道のりは3kmほどでした。山門を入って正面に手水場がありますが、その脇に高さ50cmほどの“ウサギ“の石像がありました。何故にウサギ?理由はお堂の中の襖絵に、月光菩薩の絵があり、その左手にウサギが描かれているためでした。通称ウサギ寺と言われているそうです。〜この甲山寺は写真を撮り忘れてしまいました。下の写真はインターネットからお借りしました。
参拝が終わった時は、午後1時過ぎになっていました。次の札所は弘法大師の生誕地である75番札所の「善通寺」です。京都の東寺、和歌山の高野山とともに弘法大師の三大霊跡の一つです。ここへ行く途中で遅い昼食にしました。〜ブログは次回に続きます。
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